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住宅主屋
田中家資料館
波瀬田中家資料館
遠い昔に会える…
~田中家の歴史~
永禄2年(1559年)佐々木源氏の流れを汲む佐々木四郎五郎孝好が戦火により所領を失い、近江の国から波瀬に住まいを移しました。
身分を隠すため田中彦左衛門を名乗り、歴代農業を営む傍ら、植林、酒造業に関わり、江戸時代には和歌山街道、波瀬宿の脇本陣を務めました。
明治に入り、「郷土の発展、家運の興隆は林業にあり」と14代彦左衛門が強い信念を持って林業の道に入り、
現当主17代まで林業を続けています。
現在の田中家住宅は14代田中彦左衛門が明治29年から30年までに整備した建物が主体になっています。
街道の南側には明治16年に建てられた木造平屋建ての前座敷【洗耳亭】があり、部屋から櫛田川の眺望が
楽しめます。
平成30年に住宅、土塀、土蔵、石垣、納屋など、11か所が国の登録有形文化財に登録されました。

【洗耳亭】から眺める櫛田川は絶景

二本の支柱に支えられて石垣に建つ【洗耳亭】

田中家住宅は建物保存のため、一部のみの公開になります。ご了承下さい。
土蔵の一つを【ギャラリー蔵】と命名し、イベント会場として開放予定
有徳館
【有徳館】 田中家の生活用品を中心に展示
1階には佐々木氏族の末裔が使用した甲冑、長柄槍、陣太鼓、陣笠、陣羽織、
火縄銃などを展示、そして昭和の生活を物語るラヂオ、レコード、蓄音機、ブリキの玩具、
波瀬の厳しい寒さを物語る大きな「掻巻(かいまき)」も展示しています。
2階には明治40年の婚礼時の打ち掛け、振袖、筝、油単、江戸時代の銅鏡など
数々の嫁入り道具を展示しています。

入り口から展示品を見る
